8,000円(税込価格)
『ヨーガ・スートラ』とは、聖賢パタンジャリが2000年前後、あるいはそれ以上前に編纂したヨーガ経といわれる聖典です。ヨーガを学ぶ人やヨーガの修行者、とりわけ、アシュターンガ・ヨーガ（ラージャ・ヨーガ）の実践者が学ぶ本としても有名です。日本でも何冊かの翻訳本が出版されています。
しかし、ヨーガのインストラクターや実践者の皆様から「『ヨーガ・スートラ』は難しい、わからない」という声を多く聞いてきました。そして『バガヴァッド・ギーター』との関連性や、ヴェーダでの位置づけ、ヨーガの真の目的もわからず、木を見て森を見ない人々が多くいるのを目の当たりにしてきました。
本書は筆者がインドの自己を悟った師たちから30年以上学んだ叡智を駆使して、現代人、とりわけ日本人の方々に理解していただけるように翻訳を試みたものです。
ヨーガとは何か、スートラとは何か、各ヨーガの意義とヨーガの真の目的、イーシュワラとは何か、イーシュワラとは何か、解脱解放とはどういうことか、本書の背景に流れるヴェーダ哲学、などについて、翻訳と共にすべての節に解説を加え、『バガヴァッド・ギーター』と究極のヴェーダ経典『シュリーマド・バーガヴァタム』からの引用解説、重要用語集も収録されています。
難解なサンスクリットの読み解き、インドの聖地ヴリンダーヴァンを中心としたを中心とした聖者からの叡智と慈悲、筆者の人生を通じた悟りのすべてが、奇跡のように詰まった１冊です。この書によって、ほぼすべてのヨーガの疑問が解消され、日本のヨーガのさらなる発展に寄与することを願っております。